更新日:
2023/10/20

老老介護を支援するサービスと仕事内容

老老介護を支援する仕事に就きたい人に向けて、在宅介護サービスの種類とそれぞれの仕事内容を紹介します。

老老介護を支援するサービスと仕事内容

訪問介護

訪問介護は高齢者の自宅に訪問して実施する介護サービスです。高齢者が自立した生活を継続できるように、必要なサポートを行います。生活支援や介助が主な仕事で、1日に複数の自宅に訪問します。具体的には、料理や掃除、洗濯などの家事や日用品の買い出し、排せつ・入浴・食事の介助などを中心に行います。ケアマネジャーが作成するケアプランを基に実施しますが、利用者の状況や実際に行った介助の内容などを記録し、報告することも重要な仕事の1つです。家族で介護をすることが少なくなっている近年において、非常に需要が伸びている分野です。介護が必要になっても、住み慣れた自宅で過ごしたいと考える高齢者は少なくありません。そういった要望に応えつつ、必要な支援を受けられる点が大きなメリットです。なお、移動手段は車や自転車が多いようです。

ショートステイ

ショートステイは、一定期間宿泊できる介護施設です。対象者は65歳以上の要支援・要介護認定を受けた高齢者です。利用期間は介護度に応じて変わりますが、最大30日まで連続で利用できます。保険適用外のサービスであれば、利用期間を選択することも可能です。在宅介護の負担を一時的に軽減する目的で利用されることが多く、老老介護においても重要な役割を担います。また、介護者が冠婚葬祭などのどうしても外せない用事があった際に利用されるケースも多いようです。ショートステイには様々な専門職が在籍していますが、介護士の主な仕事は利用者の介護やレクリエーションの実施です。さらに、介護度に応じて利用者の介助を行うこともあります。他職種と連携しながら、利用者を包括的に支援していく姿勢が求められます。

デイサービス

デイサービスは、日中だけ通って介護サービスや機能訓練を受ける介護施設です。通所介護に分類されるもので、65歳以上の要介護認定を受けた高齢者が対象です。デイサービスで働く介護士には、幅広い対応力が求められます。例えば、利用者の送迎を介護士が兼任することも少なくありません。利用者が施設に着いた後はバイタルチェックをして、排せつ・入浴・食事の介助を適時行います。デイサービスの特徴の1つとして挙げられるのが、レクリエーションの実施です。内容については施設によって異なりますが、いずれにせよ利用者が安心して楽しい時間を過ごせるような配慮が求められます。

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