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老老介護の現実

医療が発達し、平均寿命が年々伸びています。それに伴い介護が必要となる人口も増え続けているのです。若い人は家族の介護を嫌がる傾向にあり、高齢者が高齢者を介護する老老介護が急増しています。家族を介護するのは当たり前、世間体があるから介護をするという考え方の人も多いようです。

厚生労働省の07年国民生活基礎調査によると
65歳以上の高齢者が高齢者を介護するいわゆる「老老介護」の割合が、親族が同居して在宅介護を行っている世帯の推計47.6%に上ることが分かった。
介護する側が60歳以上のケースに広げると、04年の前回調査の55.9%から59.1%に上昇した。
同省は「在宅での介護の担い手の高齢化と、世帯の小規模化が進んでいるのではないか」とみている。とのこと。

また、より深刻な老老介護の現実として
65歳以上の高齢者による殺人(未遂を含む)の増加です。
2008年の1月〜11月の刑法犯のまとめによると、11月までに刑法犯として逮捕されるなどした高齢者は4万5059人で、昨年を上回るペースで推移。罪名別では、暴行が1871人(昨年は1703人)で急増しており、「キレる高齢者」の実態が浮き彫りになっています。
さらに、未遂を含む殺人は158人(同110人)で、このうち親族間の殺人が108人(同36人)にのぼり、配偶者を手に掛けたケースが61%を占めました。
しかも、21人の犯行動機は「介護・看病疲れ」で、昨年(5人)の4倍以上に。老老介護の末に心身ともに疲弊して殺害や心中に至るというパターンがはっきりと浮かび上がっています。

少子化、高齢化社会、就職難、不況といわれる日本では、これからも老老介護の数は増え続けていくと思います。高齢者にも住みやすい環境作りを目指し、地域の人と気軽に交流できるような街作りを行なうことで、介護の相談や協力をお願いすることも出来るようになりますし、老老介護の負担を少しでも減らすことが出来るのでは思います。

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